婚活とはどうゆうものですか?
何からはじめればいいか教えてください
このような婚活についての素朴な疑問、婚活についての基礎知識と自分に合った婚活方法について解説します。
婚活初心者さんも活動中の方も、参考になれば嬉しいです。
婚活とは?
婚活(こんかつ)とは
結婚活動の略称で、結婚するために意識的な活動を意味します。いわゆる、結婚相手を見つけるための積極的な活動です。
「婚活」は、中央大学の山田昌弘教授(家族社会学の専門家。「パラサイト・シングル」「婚活」の造語者。)が2008年に出版した『婚活時代』をきっかけに、世に広がった言葉とされています。
「以前は『結婚相手を探している』などと言ったら、モテないというレッテルを貼られたが、婚活という言葉が広まったことで、『結婚したい』と他人に言うことは恥ずかしくなくなり、むしろ活動しないと結婚できないという理解が広まったんです」
(談:山田昌弘教授)
結婚したければ、自分で積極的に結婚相手を探す活動が必要な時代になったってことやね
婚活とはどんなことをするの?
婚活では、結婚相手と出会うためにさまざまな活動を行います。
主な活動として
・マッチングアプリ
・婚活パーティー
・街コン・合コン
・結婚相談所
など
友人の紹介やお見合い、趣味サークルへ参加して結婚相手を探すことも「婚活」のひとつとされています。
婚活と恋活の違いとは?
パートナーを探すために、「婚活」と「恋活」という言葉の違いについて知っておきましょう。
婚活(こんかつ)とは?
「婚活」とは、結婚相手を見つけるための活動のこと。
恋活と同じような方法で、長期的に過ごす相手を見つける活動のことをいいます。
恋活(こいかつ)とは?
「恋活」とは、恋人を見つけるための活動のこと。
友人からの紹介や街コンなどの出会いの場への参加、またはインターネットなどを通して、短中期的にお付き合いをする相手を見つける活動のことをいいます。代表的なサービスとしては、恋活アプリや恋活パーティー、相席居酒屋などがあります。
「恋活」と「婚活」では、最終的なゴールが違う
「婚活」は結婚が最終ゴール。一方で「恋活」は結婚を特に視野には入れず、フィーリングの合う相手との恋愛を楽しむことがゴールです。
「婚活」は人生を共にする伴侶となる結婚相手を選ぶ活動のため、恋活よりも真剣度が高く、時間をかけて行う場合が多いです。
「恋愛」と「結婚」は違う?
「恋愛と結婚は別物」と考える人は少なくありません。ただ、恋愛をしていく上で「この人と一緒に暮らしていきたい」という気持ちが芽生えることが、結婚に繋がっていくのはいうまでもありません。
「恋愛していずれは結婚したい!」と、将来的に恋愛結婚を思っているなら、お相手に求める条件も、そして真剣度も変わってくることでしょう。
そういう意味では、恋活と婚活も、恋愛と結婚のようにセットとして考えていくものだといえます。
なぜ婚活が必要なの?
婚活がはじまる前の時代は、結婚適齢期がくれば、自分の周りが心配して、あちこちから縁談を持ってきてくれる「お見合い」の仕組みがありました。当時はこれも人生に必要な自然な流れ、結婚に向かう「自然な出会い」として受け入れていた時代でした。
それが1985年以降、自由恋愛の時代になり、「お見合い」文化の衰退。「自由な恋愛」を求め、選択ができるようになった一方で、最も大きかった自然な出会いのひとつである「お見合い」が減少してしまいました。
婚活って何歳からはじめればいい?
婚活市場において、年齢が若ければ若いほど人気が高い傾向があるため、年代によって婚活方法の選び方が変わってきます。年齢が高い方ほど結婚相手を探すのが難しくなるのは、年齢が上がるにつれて独身者の数が減っていくためです。
厚生労働省の調査によれば、初婚夫婦のうち年齢差が0~2歳差以内の夫婦が過半数を占めることから、同世代同士で結婚する人が多いといえます。30歳に差し掛かってからは20代とは違う婚活方法を検討するとよいでしょう。
婚活をはじめる前に知っておきたい大切な5つのこと
結婚願望がありながらも、いざ婚活を始めようとすると「何からはじめればいいか分からない・・・」「婚活の方法がわからない・・・」何からはじめればいいのかわからないという方は非常に多いです。
そこで、ここからは、婚活をはじめる前に知っておきたい大切なこと5つを解説していきます。
- 自分はどんな出逢いを求めているのか
- 自分はなぜ結婚したいのか
- 自分はどんな相手と結婚したいのか
- 自分はどんな結婚生活を送りたいのか
- 自分はいつまでに結婚したいのか
順番に解説します。
①自分はどんな出逢いを求めているのか?
好きな人や彼氏が欲しいと思ってはいるけれど、理想的な人との出逢いがない、と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
本格的に活動を始める前には、自分がどんな人と出逢って恋愛したいのかを考えることが重要です。
自分が理想とする異性のイメージがぼんやりしていては、出逢える理想の人は?と聞かれて「えーっと…気の合う人なら…」といった抽象的なイメージではなく、を恋人とはいえ、「どんな出会いを求めているか」と聞かれても、イマイチ思い浮かばない方も多いでしょう。
②自分はなぜ結婚したいのか?
まず考えるべきは「なぜ結婚したいのか」です。結果を求めて行う婚活は、楽しい事ばかりではありません。お相手にお断りされたり、仕事の合間を縫っての活動で疲弊されたりと心が疲れてしまうこともあるため、婚活の動機がはっきりしていないと活動が続けるのが難しくなってしまいます。
結婚相談所にも「親を安心させたいから」「友達が結婚し始めたから」といったことがきっかけでご来店される方も少なくありませんが、そこからもう一歩踏み込んで、自分の気持ちを考えてみると、モチベーションを維持したまま活動を続けやすくなります。
「いい人がいたら」「〇歳だからそろそろ」など、「何となく結婚したい」と考えていては目標を達成するのに時間がかかってしまいます。婚活を始める前に、自分自身に「なぜ結婚したいか」を問い掛けてみてください。
「誰かと一緒に人生を歩みたいから」「結婚した友人が幸せそうだから」などと、理由はささいなことでもよいので、目的を明確にすることは大切です。
③自分はどんな相手と結婚したいのか?
自分にとって理想的な結婚相手をしっかりと見極めて選ぶために、以下の4つポイントについて考えてみてください。
- 自分と合う価値観を持っているか
- 結婚生活に対して真剣・真面目であるか
- お互いの経済力、金銭感覚が合うか
- お互いの仕事、友人、家族に対して尊重できるか
④自分はどんな結婚生活を送りたいのか?
次に考えてほしいのは、理想の結婚生活像です。「結婚に何を求めるか」「どんな人生を歩みたいか」など、自分が結婚で重要視することを探ってみましょう。
自分のことが分からないまま婚活を始めては、どんなお相手が自分に合うかも分かりません。たとえば、女性の場合は専業主婦になりたいのか、結婚しても働きたいのか、子どもは欲しいのかどうか、休日はどんな風に過ごしたいのかといったことを考えると、理想の結婚生活像が見えてくるでしょう。
結婚することをゴールにするのではなく、結婚後の生活についても婚活を始める段階で考えておきましょう。
⑤自分はいつまでに結婚したいのか?
「条件が合えばすぐにでも結婚したい」「お付き合いをしていくなかで結婚を考えたい」「友達として仲良くなるところから始めたい」など、求めるスピード感は人それぞれです。
婚活で出会った相手と結婚までのスピード感がズレていると、出会いがあってもなかなか結婚まで辿りつけないといった状況になりかねません。事前に、自分はどのくらいのスピード感で結婚したいのかを考えておいてくださいね。
結婚したい気持ちはあるのに、結婚相談所や婚活サイトに登録したことで妙に安心してしまい、なかなか結果がでないのに婚活を頑張っているつもりになる方は非常に多いです。ダラダラと活動するのは非常に効率が悪く、積極性にも欠けます。明確に、3ヶ月、半年、1年!と結婚するまでの期間を決めてしまいましょう。
自分に合った婚活方法を選ぼう
婚活の期限や相手に求める条件などを考えたら、さっそく婚活のスタートです。婚活にはいろいろな方法があり、どれを選ぶべきかはその人の理想や条件によって異なります。自分に合った婚活方法を見つけましょう。
マッチングアプリ
多くの方がとりあえずマッチングアプリから手を出される傾向です。たしかにマッチングアプリは ・24時間どこでもお相手が探せる ・無料で気軽に始めることができるものが多い などのメリットがある婚活のやり方です。
20代のうちはどういった異性の相手が自分と相性がいいのか。 見極めるためにも出会いの場数を踏むためにもマッチングアプリという方法は有効です。しかし一方で ・お相手の結婚に対しての真剣度がわからない ・プロフィールの正確性が不明確な傾向 という側面を持ったアプリもあります。
婚活パーティー
婚活パーティーとは、将来のパートナーや恋人との出逢いを求める男女が1人つの会場に集まり、相手のプロフィールを見ながら会話をすることで、交際相手を見つけることを指します。
同じ意識をもった異性の方と一度にたくさん出逢える事と、ご本人さま確認を徹底しているため、特に女性側からしたら安心して参加することができます。また、婚活パーティーには必ず司会者がおり、その進行によってパーティーが進むのでスムーズにパーティーが進みます。
結婚相談所
結婚を望む人がお相手を探す所です。会員資格として独身であることが前提となり、出会いから交際、プロポーズ、結婚までのカウンセリングなどの活動のフォローといったサービスが提供されます。
男性の場合は、安定した収入が求められ、定職についているということが入会条件になっている会社がほとんどです。入会時には、独身証明(戸籍抄本など)、卒業証明、在職証明などの本人確認書類の提出が必要となります。
街コン
男女の出会いの場を創出することを目的とした出会いイベントのこと。もともとは100人規模の男女の参加者が出会いの場というテーマを通して、地域を盛り上げるためにたくさんの男女に交流してもらおうというのがはじまりで、街の活性化や商店街の繁栄を目的としていました。
婚活パーティー、お見合いのような「結婚を目的としている」というものではなく、「恋愛目的の相手を探す、人との輪を広げる」というのが街コンです。
友人知人の紹介
自然な出会いの形としておオーソドックスなのが、友人・知人の紹介です。知り合いの紹介のため、全く知らない人ではないというところで安心感があります。
知人に紹介してもらうには、日頃から出会いを求めてることや、結婚したいと思っていることを周りに伝えておく必要があります。学生時代からの友人や職場の同僚・上司などに「いい人いたら紹介してください!」と伝えておくことで、機会が巡ってくることがあるでしょう。
「婚活とは」自分の人生を豊かにするために行うもの
婚活をはじめようと考えている方は、自分の結婚観について5つのポイントから考えてみてください。
- 自分はどんな出逢いを求めているのか
- 自分はなぜ結婚したいのか
- 自分はどんな相手と結婚したいのか
- 自分はどんな結婚生活を送りたいのか
- 自分はいつまでに結婚したいのか
婚活も恋活も相手があってこその活動です。自分の意思だけではどうしても立ち行かなくなることがあるのは当然のこと。つまずきや「辛い」と感じることもあるかもしれません。
自分の人生を豊かにするために婚活をしているのに、婚活がキッカケで苦しい思いをしてしまっては本末転倒です。なので、まずは自分の結婚観についてじっくり考えてみましょう。
今や、婚活の形はさまざまです。いろんな婚活方法を試して、楽しみながら婚活に取り組んでいってくださいね。